ロックフィッシュ

【自作】ワカサギ電動リール 安く簡単にできちゃうのでコスパ最強♪

ワカサギ電動リール自作

わかさぎ釣りファンのみなさん、こんにちは!はなです(^^)

ワカサギ釣りって初心者からベテランまで楽しめる釣りですよね。

何よりイイのが【誰でも釣れて】【食べておいしい】という点じゃないでしょうか。

子供から大人まで誰でも出来る釣りなのがいいですよね♪

そして忘れてはならないのが【数釣りができる】ところです。

他の釣りなら100匹釣れる釣りは中々ないですが、ワカサギは比較的簡単に100匹釣ることが出来ます!

しかし、100匹釣るためには手返しが良くないと厳しいです。

手巻きリールでも出来ないことも無いんですが、100匹のハードルを下げてくれるのが【電動リール】なんです!

ワカサギが釣れたらボタンを押すだけで巻き上がるので、超ラクチンなんですよ♪

1回使ったら手巻きには戻れません!!

しかし、ワカサギの電動リールには弱点があります。

それは「価格」です。

ワカサギの電動リールって高いんですよ。

一番安いのでも1万円くらいしますからね。

それを2つとか、予備にもう1個とか考えただけで、2万とか3万とか必要になります。

お金持ちの方なら全然いいんでしょうけど、一般市民にはちょいとキツいですよね💦

そこで自作です!

自作なら2000円もかからずに電動リールができちゃうので、マジで最高ですよ♪

壊れても自分で作ってるから現地で修理できちゃいます(^^)

でも、ワカサギ釣りの電動リールの自作方法って結構たくさん種類があるんですよ。

だから、どの自作方法が一番良いのか分かんないですよね。

なので、今回は【初心者でも簡単】【安上がり】【釣れる秘密がある】ワカサギ釣りの電動リール自作方法を記事にしていきます!

今回の電動リールの基本構造はYouTubeで動画をUPしている「BBコロン」さんのものを参考にさせていただいています。

BBコロンさんは何個かワカサギ用の電動リールの動画をUPしてますので、動画で確認をしたい!という方はBBコロンさんの動画をチェックしてみてください。

今回の記事を書くにあたり、BBコロンさんには事前に了承を頂いています。

動画には出てない注意すべきポイントも合わせて書いていきますので、私の記事とBBコロンさんの動画を見比べながら電動リールを作ってくださいね♪

目次

ワカサギの電動リールを自作する【理由】

激安で作れる コスト・費用が安い

一番の理由は【格安で電動リールがゲットできること】です。

必要な工具は1回そろえちゃえば、ずーっと使えます。

材料自体も安い素材ばかりなので、1台作るのに2000円もかかりません。

多く見積もって2000円なので印象的には1000円くらいで出来てるイメージですよ♪

※1回用意しちゃえば何台分も用意できる材料があるので、1台分が正確には分からないんです💦ゴメンナサイ💦💦

激安で作れちゃうのは間違いないありません(^^)

自分で修理可能

もう1つの理由は【壊れても直せる】点です。

1台1万円以上する専用の電動リールは自慢できます。

正直、カッコ良さは売り物には勝てないですもん。

でも、壊れたらおしまいなんですよね。

その点、自分で作ったリールは壊れても、ラジオペンチ1本で大体の不具合は直せます!

これがメチャクチャ良いです!

直していけば半永久的に使えるリールになりますし、自分だけのリールって愛着も湧くので最高ですよ♪

ワカサギ電動リールを自作するために【必要な材料】

ワカサギ電動リール必要な材料1 ワカサギ電動リール自作必要な材料
  • DAISOにある「電動消しゴム」
  • 金属ボビン
  • 内径3mm、外形6mmのベアリング2つ
  • アルミ板(厚さ2mm)

今回、私は間違えて最初3mmのアルミ板を買っちゃいました💦

なので、今回の写真では2mmと3mmのアルミ板が使われています。

2mmだけの方が作業しやすいですし、完成形もスッキリしてるので2mmのアルミ板だけでOKですよ。

(写真が分かりにくくなってて申し訳ありません)

  • アルミパイプ(6mm)
  • ステンレス針金(私は0.9mmですが0.9mmに拘る必要はありません)
  • M3のネジ(40mm2つ、12mm2つ)
  • M3の超低頭ネジ(10mm2つ)
超低頭ネジ
  • M3用のナット6つ
  • M3のナイロンナット3つ
  • M3用のワッシャー(私は7つですが個人差あり)
  • ネオジム磁石1つ(下の画像参照。私は1番左の磁力1Kgの磁石を用意)
  • バネ(スプリング。ノック式のボールペンに入ってるやつでOK)
  • 1.5mmのカラミ止めパイプ(釣具屋の自作コーナーにあり。無ければゴム管)
  • 単4電池2つ
ネオジム磁石

用意するハードルが高いのはベアリングですね。

近くにベアリングが売ってるお店があればいいですけど、正直探すのも面倒くさいので私はネットで注文しました。

普通のリールみたいにイイものを用意する必要はないので、激安ベアリングを用意すればOKですよ♪

ただメチャクチャたくさんのサイズがあるので、間違えないように注意してくださいね。

間違えそうな方は下のリンクから飛べば間違いないです。

ワカサギ電動リール自作のために【必要な工具】

ワカサギ電動リール自作工具2 ワカサギ電動リール自作工具1
  • 電動ドライバー(無ければ手動ピンバイスでも。絶対ツライですが。)

貧弱ですが、多分コレでも出来るかと。

電動ドリルはあるとマジで便利なので、1つあった方がいいですよ(^^)

  • 3mmのドリル刃(アルミに穴を空けるため木工用は禁。100均にあります)
  • 番線カッター(無ければカッターでも代用可)
  • カッター(普通のやつ)
  • ラジオペンチ
  • ペンチ(100均でいいので出来れば2つ用意する)
  • ニッパー(100均)
  • 金属用ヤスリ(100均にあり)
  • メジャーもしくは定規
  • 鉛筆
  • ドライバー
  • ボンド(強力であれば何でもOK)

番線カッターも家にない人が多かと思います。

ただ番線カッターも色々使えてメチャクチャ便利なので、この機会に用意しておくとDIVがはかどります(^^)

ワカサギの電動リールを【自作する手順】

材料や工具をそろえて、いざ電動リールの自作開始です!

電動ドリルが無い方は穴を空ける作業が一番キツいかも。

私的には金属ボビンにベアリングを接着する作業と、ネオジム磁石を接着する作業が一番キライです💦

接着するまでの時間待てないんですもん。。。

①電動消しゴムをバラバラにする

電動消しゴムバラバラ

まずは電動消しゴムをバラバラにするところから開始です。

左側にあるキャップをネジれば簡単に外れます。

モーターはマイナスドライバーなどをネジ込んでテコの原理でパコッとやれば外れますよ。

モーターに付いてる消しゴム部分はラジオペンチで引っ張れば取れますが結構力が必要なのでケガしないでくださいね。

②電動消しゴムの本体の出っ張りをカットして削る

出っ張りを切って削る

電動消しゴムの本体の凸の部分をニッパーでカットして、ヤスリで削ります。

終わったら本体の前の部分にある縦線と縦線の中央付近に鉛筆でマーキングしておいてください。

③マーキングした部分に穴を空ける

電動ドリルで穴を空ける

鉛筆でマーキングした部分に穴を空けます。

プラスチックですし柔らかいのでサクッと穴を空けられますよ。

※穴を空ける作業はまわりや自分の手に充分に注意して作業してくださいね。

④アルミ板を10cmにカットする

アルミ板をカットする

メジャーや定規を使ってアルミ板を10cmにカットします。

番線カッターでカットするのが楽ですが、普通のカッターで傷を全周に付けてからペンチでグリグリやってもカットできます。

少し深めに傷をつけた方がカットしやすくなりますが、手を切らないように注意してくださいね。

カットした断面は鋭くてキケンなので、金属ヤスリを使って断面をなめらかにするとケガ予防になっていいですよ。

⑤アルミ板に穴を空ける

アルミ板にも穴を空ける

先程、空けた電動消しゴムの穴に合わせて、エンピツで印を付けます。

付けた印のところに穴を空けてください。

穴を合わせるコツ

1つ目の穴はエンピツの印に合わせて穴を空けます。

上手な人は印とズレなく穴を空けれますが、私は穴がズレてアルミ板を1つダメにしちゃいました💦

なので手順は増えますが、失敗しない方法をお伝えします。

1つ目の穴を空けたらネジとナットで仮止めして、プラスチックの穴に合わせてドリルでアルミ板に傷を付けてください。

※この時点で完全に穴を空ける必要はありません。

仮止めしたネジとナットを外して、傷を付けたところに穴を空けるとズレなく穴を空けられますよ。

こうすると2つの穴にズレができないので失敗なく穴をあけられます。

⑥超低頭ネジで電動消しゴム本体とアルミ板を固定する

電動消しゴム本体とアルミ板を固定する

超低頭ネジを使って電動消しゴム本体とアルミ板を固定します。

超低頭ネジを使わなければモーターがハマらないので、必ず超低頭ネジを使うようにしてください。

ネジの出っ張ってる部分は、番線カッターでカットしてから金属ヤスリで表面を削ります。

最初から短い超低頭ネジを用意しても良いんですが、丁度いいサイズが分からないので、この形に落ち着きました。

作業が終わったら、モーターをハメて本体のパーツ同士もくっつけてください。

⑦金属ボビンにベアリングを付け、取り付ける位置を決めてアルミ板に穴を空ける

金属ボビンを付ける位置を決めて穴を空ける

金属ボビンにベアリングを接着します。

ボンドが固まる時間がもったいないという方は、一番最初にやっておいてもOKです。

結構難しいので要注意を。手に接着剤が付かないように注意してください。

※モーターから出てるシルバーの棒の部分には「からみ止めチューブ」をはめ込んでおきます。

次にボビンを付ける位置を決めましょう。

モーターから出てる棒の部分とボビンが触れることでラインが巻き取れるため、「厚め」に当たるような位置に穴を空けてください。

※私はエンピツで印を付けたところに穴を空けました

⑧40mmのネジを付けてナットで止める

40mmのネジを付ける

穴を空けた部分に40mmのナットを付けてナットで固定します。

次にバネ(スプリング)をカットしてネジに装着してください。

ネジの後に金属ボビンを付け、ナイロンナットを締めすぎない程度(下の画像参照)に付けていきます。

ネジ・スプリング・ボビンの距離感

ここの作業は巻き取りや仕掛けが落ちていく時にカナメとなる重要な部分です。

注目すべきは、

  1. ボビンを押してるバネの長さ(強さ)
  2. モーターの棒の部分とボビンの距離間
  3. ボビンとナイロンナットの距離

この3点です。

①はバネが長すぎると磁力で引っ張り切れないのでボビンが回転してくれません。

②は近すぎると仕掛けを落としたい時にボビンが空回りしてくれないので注意してください。

③も②と同様の理由でボビンとナイロンナットが近すぎるとボビンが空回りしてくれないので仕掛けがスムーズに落ちていきません。

ただ、③の距離が長すぎるとバックラッシュしてラインがバネに絡んだりするので、上の画像のような距離感にしてください。

結構シビアなセッティングになるので、リールが完成した後に色々ためしてみると釣り場で困らないですよ。

⑨アルミ板を5cmにカットしてクラッチを付ける

クラッチを付ける

クラッチとは

ライン(糸)を巻ける状態にしたり、仕掛けが落ちる状態にするスイッチのようなもの

クラッチ用のアルミ板を5cmにカットします。

カットしたら本体とクラッチ用のアルミを接続する穴を空けます。

穴を空ける位置はエンピツでマークしたところくらいです。

オススメは先にカットしたアルミ板に穴をあけてから、本体にも穴をあける手順です。

最終的には金属ボビンとクラッチが重なるところにネオジム磁石を付けることになります。

なので、本体に穴を空ける位置は写真のようにクラッチ部分と金属ボビンが重なるようにしてください。

また、プラスチックの部分にもアルミ板がかかるようにセッティングしてください(写真参照)

そうすることで人差し指1本でクラッチが切れる(外れる)ようになるので、楽になりますよ(^^)

クラッチの位置を決めたら、アルミ板にネオジム磁石を接着します。

接着はボビンとアルミ板が重なる位置にしてくださいね。

私と同じように1Kgの磁力のネオジム磁石にした場合は、かなりしっかり接着しないと磁石が取れちゃうのでご注意ください。

  1. 5cmにカットしたアルミ板から穴をあける
  2. 本体に穴をあける位置は、ボビンとアルミ板が重なる&プラスチック部分にもかかる位置にする。
  3. カットしたアルミ板とボビンが重なる位置にネオジム磁石を接着する。

⑩前足(土台)を作る

アルミ板をカットして2つ穴をあける

2mmのアルミ板を5cmにカットして1cmと4cmのところに穴をあけます。

ここからは絶対に2mmのアルミ板を使ってください。

3mmのアルミ板を使うと今後の作業がツラくなります。

私の穴あけ技術が足りなすぎて穴がズレてますが、中央付近に空けるようにしてください。

アルミ板を取り付ける

本体先端に穴をあけ、先程カットしたアルミ板を取り付ける

※画像を見やすくするためにクラッチ部分は外してます。

ペンチを2本持ってる場合は取り付ける前にカットしたアルミ板を90度曲げてください。

1本しかない場合は取り付けてしまえば曲げられます。

ただ本体側のアルミ板が写真とは違い2mmのアルミ板の場合は、本体側のアルミ板が曲がってしまう可能性があるのでご注意を。

取り付けるネジは40mmのネジを使います。

2mmのアルミ板を15cmにカットする

2mmのアルミ板を15cmにカットして6cmと9cmのところにエンピツで線を引いてください。

アルミ板曲げる

カットしたアルミ板を上の画像のように曲げます。

90度に曲げたアルミ板とネジでくっつける

曲げたアルミ板と90度に曲げたアルミ板を接続します。

曲げたアルミ板に穴を空ける必要がありますので、ケガに十分注意してください。

ネジは12mmのものを使えばOKです。

⑫根本のガイド(糸が通る部分)を作る

根本のガイドを作る

根本のガイド(糸が通る部分)を作るために、まずは普通のナットを通します。

次にナイロンナットを入れていき、少しスキマを作っておいてください。

スキマの部分にステンテス針金を2周くらい(ラジオペンチで引っ張りながら)させて、ガイドとなる部分を丸く作っておきます。

丸くガイドを作ったら端っこは下向きになるようにしてカットしておくとケガ予防になります。

針金の端が上向きになってると間違って刺さる可能性があるので、下向きにしてください。

⑬穂先を固定する(はめ込む)部分を作る

アルミの丸パイプをカットする

アルミの丸パイプをカットして穂先を固定する(はめ込む)パーツを作ります。

パイプの5cmのところにマークを付けたらカッターでグルっと1周傷をつけます。

深めに傷をつけた方がカットしやすいですが、手を切らないように注意してください。

アルミの丸パイプを折る

傷をつけた部分をペンチで折るように上下に力を入れていけば、パイプは簡単にカット出来ます。

上の画像のように多少曲がっててもペンチで修正すれば、まっすぐになるので大丈夫です。

カットしてパイプがまっすぐになったら、どちらかの端を1cmちょっと潰します。

パイプを接続する

潰したパイプに穴をあけて先程作ったガイドの後に入れていきます。

最後はズレないようにナイロンナットで締めていけば完成です。

数ある自作のワカサギ電動リールの中で、私がBBコロンさんの電動リールに決めた理由がココです!

アルミパイプの角度を変えられる点がメチャクチャ気に入ってます。

その日のワカサギの【食い気】や【大きさ】によって角度を調整できるのは釣果UPにつながりますよ(^^)

自作ワカサギ電動リールの完成

ワカサギ電動リール完成1

これで自作のワカサギ電動リールの完成です。

リールの後ろに付けているクリップは100均で見つけました。

このクリップはアウトドアコーナーにありましたが、無ければ洗濯用のクリップでも全然OKですよ(^^)

クリップを付けることでリール全体が下向きになるので、「ワカサギ専用のたたき台」が無くてもワカサギに違和感なく仕掛けを食い込ませることができます。

最後に

今回は、ワカサギ用の電動リールの自作について記事を書きました。

自作をすれば安上がりですし、現地で修理できるのがホントにいいですよ♪

材料と工具さえ揃えちゃえば誰でも作れるくらい簡単ですので、ぜひチャレンジしてみてください(^^)

なお、この電動リールを使う場合には【市販の穂先は使用できません】。

自分で作る必要がありますので、ご注意ください。