釣りに欠かせないアイテムの一つにウェーダーがあります。
特にサーフや渓流で釣りをする釣り人に取っては必需品と言っても過言ではありません。
ただウェーダーもたくさん種類があるので何を選んだらいいのか分からない方も多いんじゃないでしょうか。
今回は、そんなウェーダーの選び方について解説していきます。
ウェーダー最大の弱点である「ムレ&におい対策」に関しても書いていきますよ!
自分の釣りスタイルに合わないウェーダーを使用すると危険なこともあります。
命を守るためにも自分の釣りスタイルに合ったウェーダーを選んで
釣りライフを楽しんでくださいね♪
この記事を呼んで自分に最適なウェーダーを見つけましょう(^^)
目次
ウェストハイとチェストハイ
まず選択するのはウェストハイ(腰まで)なのかチェストハイ(胸まで)なのかです。
渓流の浅場メインで釣りをするのが目的であればウェストハイを選択すればOKです。
ウェストハイの方が腰までのウェーダーなので、
ムレも物理的に少ない&お手入れもしやすいですよ。
サーフでの立ち込みや深い渓流、磯の水没ポイントを超える釣りを
考えているであればチェストハイを選択するようにしましょう。
こういった釣りスタイルの人は絶対にウェストハイのウェーダーは
選ばないでください!
ウェーダーの中に水が大量に入ると身動きが出来なくなって
おぼれる可能性すらあります。
深場のポイントを攻める&腰まで水が来る可能性があるポイントに行く場合には
必ずチェストハイのウェーダーを選んでくださいね。
靴底の素材を選択する(ラジアル:ゴム、フェルト、フェルトスパイク)
ウェーダーの靴底(ソール)には
ラジアル(ゴム)、フェルト、フェルトスパイクの3タイプがあります。
自分の釣りスタイルによって靴底の素材を決めましょう。
ラジアル(ゴム)の靴底はサーフでの立ち込みスタイルの釣りに向いています。
砂の侵入も防止できますし歩きやすいです。
フェルトのソールは渓流や濡れたコンクリートや岩場で活躍します。
立ち込みをしなければ行けない磯に出かける方はフェルトソールがオススメです。
フェルトスパイクはフェルトだけのタイプよりも濡れた岩場をがっちり掴んでくれるため安心して歩くことが出来ます。
濡れた岩場でファイトすることが多い釣り人はこちらを選択したほうがいいでしょう。
ただし濡れたアスファルトでは滑るので注意が必要です。
ウェーダーを選択する時のサイズの基準は身長?足のサイズ?
ウェーダーを選ぶ場合に気にしなければいけないのが
サイズを合わせる場所です。
ウェーダーを選ぶ時には2ヶ所のサイズを気にします。
1つは身長や股下で表記されてるサイズ
もう1つは足のサイズです。
2つも合わせるサイズがあったらどちらに合わせたらいいのか
分からなくなりますよね。
基本的には足のサイズで選べばOKです!
足が入らないとどうにも使えませんからね。
ただ少し大きめを選んだほうがいいです。
特に冬にウェーディングする機会がある人は中に
ウェアだったり靴下2枚履きだったりと重ね着する機会が多くなりますので、
小さめを選んでしまうとウェーダーがきつくて着れない可能性があります。
なので始めから少し大きめのサイズを選んでおいた方がいいですよ(^^)
ナイロンVS透湿素材(ゴアテックス、エントラント)
ウェーダーの素材は大きく分けるとナイロンと透湿素材に分ける事ができます。
各々特徴がありますので自分好みの素材を見つけてくださいね。
ナイロン
ナイロンは基本的に透湿性は無いので蒸れ放題です💦
夏に使用すると全身汗でベチャベチャになるので不快度MAXになります。。。
ただ素材としては強いですし、安価ですので初心者用としては最適です!
まずは入門用のウェーダーが欲しい!とか
涼しい日しかウェーダーを使用しないから大丈夫!
という人にはオススメの素材です。
しかし、上の商品はナイロン素材なのに透湿と記載されているので
ナイロンの中では湿度管理が出来るウェーダーになってます。
なのでナイロンのウェーダーが欲しい!と思う方には
ピッタリなウェーダーですね(^^)
透湿素材(ゴアテックス、エントラント)
透湿してくれる素材ですので「ある程度」の蒸れは無くなります。
「ある程度」と記載したのは
「蒸気」となった汗は透湿しますが、
「水滴」となった汗はそのまま残るからです。
なので夏場はどうしても中が濡れてしまいます。
ナイロンと比べるとかなりマシですが、
濡れてもいいように着替えの服は用意する必要がありますね。
ナイロンと比べると素材そのものは弱い印象です。
ピンホールの穴が開いて中に水が侵入してくることがあります。
その場合は補修キットがありますので補修可能ですが、
雑にウェーディングしているとどんどんピンホールが増えてしまいますのでご注意ください。
渓流で細い川をザクザクとウェーディングしていく方や
磯で水漕ぎしながら岩に擦れつつ目的地を目指す方には
選んでほしくないウェーダーです。
このような使い方がしたい方は他の素材のウェーダーを
選ぶといいでしょう。
冬用のウェーダーはネオプレーンで決まり!
冬の寒い時期にウェーダーを使用するなら耐寒性能バツグンなネオプレーン一択です。
夏の暑い時期には使えませんが、寒さに耐えながらウェーディングするくらいならネオプレーンのウェーダーを用意しましょう。
寒いと集中力も無くなっちゃいますのでトラブルの元になっちゃいます。
集中力の低下は事故を招きます。
釣具の破損だけならまだしも命の危険を感じるような事態にならないためにも
ネオプレーンウェーダーを選んだ方がいいですね。
ただ寒い時期に釣りをすると釣具の破損が起きやすいのも体感としてあります。
万が一の保証を確保するためにも釣り保険に加入しておくといいですね♪
ウェーダーの蒸れ対策
ウエーダーの一番の弱点は「蒸れる」ことです。
これに関しては各メーカーともに頑張ってくれていますが、
正直ウェーダーだけでは対応出来ません。
ゴアテックスやエントラントが対応出来るのは
「蒸発した汗」だけです。
水滴となった汗には対応できません。
水滴となった水分が釣り人が感じる「蒸れ」なんです。
じゃあどうすればいいんだ?となりますが、
これに関しては「水滴となった汗をより早く乾かす」ことが一番の対策です。
例えばこの商品なんかはデザインもいいですし、1枚でもイケる夏用の速乾性インナーです。
これとショートパンツで家から釣り場まで行ってもオシャレですよね♪
このようにインナーで蒸れに対応するのが一番の対策です。
現時点ではウェーダーだけで完璧な蒸れ対策をするのは不可能ですので
インナーと組み合わせて上手な蒸れ対策をしていきましょう(^^)
ニオイ対策
ウェーダーのもう一つの弱点が「ニオイ」です。
というのも、ムレた水分がウェーダーの中で悪臭を放つために
きつい匂いになります。
使い始めてあまり時間が経っていなければ、
それほど気にならないニオイも数回使えば厳しいニオイになってきます。
そうなると道中の車も臭くなるし不快ですよね?
なので、ウェーダーはしっかり洗いましょう!
少し面倒でもひっくり返して内側を洗ってやることで
悪臭の元になる菌とオサラバできます。
そして日光にしっかり当てて乾燥させること!
これを行っておけば毎回クリーンな気持ちでウェーディング出来ますよ♪
注意!
干す時にはウェーダーのゴム紐をハンガーにかけて干さないこと!
ゴム紐をかけるとウェーダーの重みでゴムが伸び切ってしまうので、
体にフィットしなくなります。
長く使うためにも大事なことですのでご注意ください。
最後に
ウェーダーは渓流や立ち込みをする釣り人にとっては
必要不可欠なものです。
北海道の海の釣りならサーフからのヒラメ、鮭、サクラマス、
アメマス狙いをするなら必要な道具ですね。
また、水没ポイントを抜けて磯歩きをする釣り人にも必須です。
積丹や胆振にも水没ポイントを抜けて磯歩きをしなければいけない
ポイントがあるので、そういった釣りがしたい方はチェストハイの
ウェーダーを選んでくださいね。
マジでウェーダーの中に水が入ると危険なので、
水没ポイントを抜けたりしなければいけない時には
充分すぎるくらいの注意をする必要があります。
危険な面もありますがウェーダーを持ってると
狙える魚種や行ける場所が増えるのは間違いありません!
自分の釣りスタイルに合わせたウェーダーを手に入れると
釣りがもっともっと楽しくなりますよ♪