今回は、ライフジャケットが義務化された話題についてお伝えしていきます。
ライフジャケットって着ると万が一の場合の生存率が2倍以上になることは知ってますか?
国土交通省が発表しているデータによるとライフジャケットを着用している場合と着用していない場合の生存率は
- 着用している場合:60%
- 着用していない場合:27%
と大きな差が出ています。
国が推すのは「しっかりとしたデータが出てるから」なんです。
これを受けて2018年2月1日より「全ての小型船舶に乗船するもの」に対して、国土交通省が認可した性能のライフジャケットを着用することが義務付けられました。
知らない人も多いんですが、ライフジャケットって段階分けされた「性能差」があります。
これを知らないとせっかく着てるのに、着てるライフジャケットじゃ意味が無いということも考えられますからね。
しっかりと性能を知った上でシチュエーション別に最適なライフジャケットを着るようにしましょう。
なので今回は、
- 桜マーク(タイプA)のライフジャケットがどんな物なのか
- ライフジャケットの分類
- 磯や防波堤での釣りでも桜マークが必要なのか
- ライフジャケットを着ていない場合の罰則内容
以上の内容が分かる記事になってます。
ライフジャケットの義務化は釣り人にとっては悲しい事故が起きないようにするための制度です。
自分の命を守るためにも、どんなシチュエーションであろうとライフジャケットは着るようにしましょう!
目次
国土交通省が認可したライフジャケット タイプA(桜マーク)
これまでライフジャケットの違いなんて気にしたことありましたか?
私は
- 形の違い(ベストタイプor腰巻きタイプ)
- 体重による浮力差
くらいしか違いを知らなかったので、それ以外は好みで選んでいいと思ってました。
着ること自体が大事!と思ってた人は私だけじゃないでしょう。
そういう意味でも今回のライフジャケットの義務化は、ライフジャケットの性能差をユーザーである私達にに分かってもらう良い機会になりましたね。
今回の義務化で小型船舶以上の船に乗船する場合は「タイプA」と呼ばれるライフジャケット(桜マーク付き)を着用しなければなりません。
じゃあナゼ桜マークが付いたタイプAと呼ばれるライフジャケットを着る必要があるのかをライフジャケットの性能差と一緒に考えていきましょう。
タイプ別分類
ライフジャケットは分類分けされており、日本にあるライフジャケットは主にタイプA、D、F、GとCE認定と呼ばれるものがあります。
日本が国で決めている基準にクリアしたものは「タイプ」と呼ばれる基準で管理されており、下の表のように分類されています。
見て頂くと分かるように桜マークが付いているタイプAのライフジャケットは基準が厳しいですよね。
危険が多い船釣りでも命が助かるようにタイプAのライフジャケットって性能がしっかりしたものだけが認定されてるんです。
こういうのを確認するとなんで桜マーク付きのタイプAのライフジャケットが必要なのかが分かります。
CE認定
CE認定はEU(ヨーロッパ連合)が決めてる認定のため「日本の基準とは違う」という理由から船釣りでの仕様は認められていません。
意外なのは日本より厳しい基準をクリアしたライフジャケットが認めれていないという事実です。
日本より厳しいんですから認めてくれてもいいのになーって個人的には思うんですけどね。
そうすればデザインもいろんな選択が増えて嬉しいです。
審査を「世界基準にする」っていうのは、大人の関係で難しいんでしょうね。
もったいないなーとは思います。
磯釣り、防波堤ではどのライフジャケットがいい?
船釣りでは、タイプAのライフジャケットを装着しなければならないと決まりました。
じゃあ、磯釣りや防波堤の釣りでもタイプAのライフジャケットを付けなければいけないんでしょうか。
答えはNoです。
磯や防波堤では基準がないため自分好みのライフジャケットを付けて構いません。
むしろ、現在桜マークが付いてるタイプAのライフジャケットは自動膨張式や手動膨張式のスタイリッシュなものがほとんどです。
このスタイリッシュなデザインはむしろ磯釣りでは「向いてません」
磯に関しては転倒によるケガを防ぐ目的からクッションにもなるようなライフジャケットの装着をオススメします。
こんなやつですね。
特にこのmazume(マヅメ)のライフジャケットはポケットもたくさん付いてますし、多機能なので両手を空けたい磯歩きには最高なライフジャケットです!
罰則はどんな物がある?いつから開始?
ライフジャケット着用の義務化は2018年2月1日とすでに開始となっています。
ただ罰則に関しては2022年2月1日開始なので現在は移行期間と言えます。
しかし、海上保安庁はすでに海上での注意喚起を始めていますし、私が乗船している遊漁船の船長たちも桜マークのライフジャケットを付けるように促してます。
なので、罰則がまだ無い現在も遊漁船に乗船する方はタイプAのライフジャケットを着用した方がいいですね。
実際の罰則は車の運転免許のような感じです。
ライフジャケットを着用させなかった船長に違反点数2点が加点され、それが下の表の点数になった場合に点数に応じた業務停止処分が下されます。
1年間で3回指導を受けたらアウトってやつですね。
船長に迷惑をかけないためにもしっかりと基準を満たしたライフジャケットを着用してください。
2馬力の免許不要艇(ゴムボート)でもライフジャケットはタイプAの方がいいの?
小型船舶と記載しましたが、免許不要のいわゆる2馬力のゴムボートに乗船する場合はタイプAのライフジャケットが必要なんでしょうか?
ゴムボートに乗ってる方は気になるところですよね。
答えはタイプAの必要は「ありません」
国土交通省のHPにも免許不要のボートの場合は国の安全基準を満たしている必要はないと記載されています。
国の安全基準を満たしていないので、どう考えるのかは乗船する本人次第ですがなるべくなら安全基準を満たしたライフジャケットの方が良いと思います。
命を守ってくれるライフジャケットはしっかりとした物を選ぶべきですからね。
無いとは思いたいですが、粗悪な製品を掴まないためにも基準を満たした質の良い製品を着用したいです。
オススメのライフジャケット
実際にタイプAのライフジャケットにはどんな物があるのか見ていきましょう。
大きく分けると激安・首掛け(ベスト)・腰巻きの3タイプに分かれますので、自分に必要なライフジャケットを選んでくださいね。
激安タイプ
激安タイプは、このような「THE救命胴衣」になります。
見た目は気にしないから激安な桜マークのライフジャケットが欲しい!という方はこちらのライフジャケットがいいですね。
このタイプでOKなら遊漁船の船長に言えば貸してもらえることがほとんどです。
私が乗ってる船の船長たちは貸してくれますので、予約時に確認してみるといいでしょう。
首掛け(ベスト)タイプ
オシャレでカッコいいDRESSの首掛けタイプのライフジャケットです。
DRESSは数少ないおしゃれアイテムを発信してる釣りメーカーさんなので、めちゃくちゃ人気が高いです。
全身DRESSで揃えてるアングラーもいますもんね。
カッコいいのでマジで羨ましいです。
この製品は自動膨張式なので万が一の場合も勝手に膨らんでくれます。
落水したら少なからずパニックになるのは想像が付くので落ち着く時間を作ってくれるのは嬉しいですよね。
腰巻き(ウエスト)タイプ
こちらも自動膨張式のライフジャケットです。
腰巻き(ウエスト)タイプは、ジギングなどの激しい動作をしても全く気になりません。
ライフジャケットなんてジャマだからしたくない!という人は、この腰巻きタイプを付けて見てください。
全然ジャマになりませんよ。
また、腰の一部しか巻いてないのでウェアのデザインをしっかり見せれるところもポイント高いです。
せっかくオシャレなウェアを購入してもベストタイプだとライフジャケットのデザインが目に入ってしまいますからね。
ウェアのデザインを見せたいという方は腰巻きタイプ一択です。
腰の部分だけじゃ浮いてくれないんじゃないか?と心配な方もいるかと思いますが、しっかり浮いてくれますので安心してください。
最後に
今回は、ライフジャケットの義務化の流れから分類分け、釣り場に適したライフジャケットを解説していきました。
今回のライフジャケットの義務化は命を守るためにも仕方のない流れです。
ルール化しないといつまでもライフジャケット非着用による悲しい事故が減らないですしね。
命が助かる確率が倍以上になるんですから、ライフジャケットは絶対着たほうがいいです!
遊漁船の船長としても義務化が無ければ、釣り人が着て無くてもに促しにくいという話も聞きました。
その船長も義務化されたことでライフジャケットの着用を促せるようになったようです。
船長のためにも今回のルール化はいい制定でしたね。
「国で決められたルールなので守ってくださいねー」の一言で終わりますもん。
船釣りをする人は、必ずタイプAのライフジャケットを用意しておきましょう。
命あっての趣味ですからね(^^)
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釣りは危険がいっぱいです。
自分もケガをしてしまう可能性がありますし、他人を傷つけてしまう可能性もあります。
船釣りは人との距離も近いですし、ごめんなさいで済まないことだって考えられますもんね。
また、車から離れなければいけないので車上荒らしに合う可能性だって0%じゃ無いです。
そんな時に使える保険があるのは知ってますか?
実は釣りの保険って結構種類があったんです。
その中でもコスパの良い保険だけをセレクトして記事にしてます。
釣具が壊れた時の保証もありますので、下の記事を参考にして自分に合う保険を選んでください。