子供と釣り

防波堤で釣れる魚とやり方を魚種別に解説 準備するものとマナーも覚えておこう

防波堤釣れる魚釣り方

釣りに行きたい!と想像してみてください。

場所はどこが思い浮かびましたか?

漁港ですか?
防波堤ですか?
磯ですか?
船ですか?

だいたいこの4つくらいかと思います。

この4つの中でも初心者向けなのが「漁港」と「防波堤」です。

特に防波堤は釣れる魚種が豊富で初心者から上級者まで
釣り好きが集まるポイントです。

防波堤って「波を防ぐ堤防」なので、
漁港の先端にある人工物なんですよね。

なので、沖に近いことが多いし
潮の流れも独特になるし
子魚が住みやすい条件が揃ってることが多いんです。

ってことは住んでる小魚を狙ってる魚も寄ってきやすいですし
防波堤って魚の宝庫なんですよね。

釣れる魚種も時期や釣り方によって様々で
釣りの腕を磨くにも持ってこいの場所です。

今回はそんな防波堤の魅力を伝えるべく記事を書きました。

初心者向けに書いてますので、
防波堤の釣りの魅力を少しでも伝えられたら嬉しいです(^^)

目次

防波堤から釣れる魚

防波堤ってホント色んな魚が釣れるんですよ!

まず防波堤の周りってテトラポット(消波ブロック)が
たくさんあるじゃないですか?

テトラポットって大きい魚は入ってこれないし、
小さな虫やエビ・カニが隠れ家にしてるから
それを捕食する魚が住んでるんですよね。

アブラコ(アイナメ)やソイやハタなんかの
根魚って呼ばてる魚達はそいつらを捕食するために
テトラポットに隠れています。

テトラポットの周りには1つの生態系が出来上がってると
考えてもらってOKです。

なのでプランクトンを捕食するために小さな魚(チカやイワシ、
サバやホッケにニシン)も集まってきて
それを捕食する大きな魚も近くに寄ってきてることがあるんです。

防波堤から80cmを超えるブリや大きな真鯛が釣れることだって
ありますし、ヒラメだっています。

砂地が近くにあればカレイだって釣れますしね。

マジで防波堤は魚パラダイスです♪

行かないなんてもったいないですよ!

釣れる可能性があるんだから行きましょう(^^)

魚種別の釣り方

防波堤はいろんな魚が釣れるところだと言いましたが、
それは1つの釣り方じゃあ釣れません。

魚種別に合わせた釣り方をしないと釣れないんですよ。

ブリを狙ってサビキ釣りで狙っても釣れませんからね。

ココでは魚種別に釣り方を解説していきます。

対象の魚を釣りたい!という方は、
これを参考にしてくださいね♪

ホッケ・ニシン・チカ・サバ・イワシ

こいつらの代表的な釣り方は「サビキ釣り」です。

マキエをしてサビキと呼ばれる5本くらい針の付いた仕掛けを
海に垂らして釣ります。

マキエを撒いて釣るだけというシンプルな釣りですが、
非常に奥が深いです。

一定の場所だけ釣れてるということもありますし、
特定の人だけ釣れてるということもあります。

その違いについて書いてある記事がありますので
気になる方は参考にしてくださいね。

ロックフィッシュ(アイナメ・ソイ・ハタ)

テトラポットのあるところは人口の「根」が出来上がってるので、
根魚と呼ばれるアイナメ(アブラコ)、ソイ、ハタ達が住人になってます。

そいつらを狙うためには「ワーム」と呼ばれる柔らかいプラスチックで出来た
疑似餌(ルアー)が使われます。

ワームを小魚やエビ・カニに見せて根魚たちに
「エサだよー」って見せかけて釣る方法ですね。

この釣りはワームの使い方がポイントになります。

ワームを縦横に速度を変えて動かしてやる釣りなんですが、
非常にゲーム性があって楽しいんですよね♪

ゲームフィッシングの要素が強いので、
これを専門にした大会が開かれるほどです。

全国的に人気が出てきたロックフィッシュゲームを
ぜひとも楽しんで頂きたいです(^^)

ヒラメ

日本全国で釣れるヒラメは多くの釣り人のメインターゲットの1つです。

それが防波堤から釣れちゃうんですよね(^^)

ヒラメ狙いを始めて4-5年釣れなかった人もいれば(私のこと笑)
初釣行で釣れちゃう人もいます。

私が長年釣れなかったのは狙い方が間違ってたせいもありました。

なので、ヒラメ狙いのメソッドに関しては丁寧に書いています。

釣ったヒラメはマジでウマいですよ♪

釣り人の贅沢を感じる瞬間です(^^)

ブリ

日本近海で最大級のターゲットとして人気の高いブリも防波堤から釣れちゃいます。

防波堤って沖に面してるから50mくらい投げただけで釣れることもあるんですよね。

始めてブリを狙う人に忠告です。

ブリめっちゃ引くから防波堤から落ちないでくださいね笑

最初は余裕もないし、マジでやべーって思いますから笑

そんなブリは食べても美味しいですし最高のターゲットです。

ぜひ人生で1回は釣って欲しいですね(^^)

防波堤で狙うべき(釣れる)場所

防波堤は狙うべき魚種によって場所を変えたほうがいいです。

先端・中腹(中間)・根本と分けて説明しますので、
狙う魚種で行き先を決めてくださいね。

防波堤先端

ココが一番沖合に面しており、潮通しが良く釣れる魚種も多いです。

船道となっていることも多く海底が掘れて流れの変化やカケアガリが
出来ておりベイトフィッシュ(エサとなる小魚)が溜まっていることがあります。

それを狙ったフィッシュイーター(小魚を食べる魚)が集まってくるんです。

間違いなく探りたい場所なので、
ブリやヒラメ狙いであれば間違いなく入りたいポイントです。

防波堤中腹(中間)

一見何も無さそうに見える中腹(中間)にも狙うべきポイントはあります。

中腹で探すべきは
「流れの変化があるポイント」
「海藻や大きな岩によって根が出来ているポイント」
になります。

こんなところは魚が住んでいる可能性があるため、
探りたいポイントです。

テトラポットの周辺だったり、防波堤の基礎がある部分は
魚が居着いているので丁寧に探っていきましょう。

防波堤根本

根本は潮の流れが緩やかで一見釣れる魚種が少ないように思えます。

しかし、サビキ釣りで根本に魚を集めることが出来れば最強です。

入れ食い(仕掛けを落とせばすぐに釣れること)状態が長く続く可能性が高くなります。

距離の長い防波堤では流れが無さすぎてマキエの効果が出ない可能性があるため、
根本狙いでサビキ釣りを行う場合は距離の短い防波堤を狙いましょう。

流れの少ない場所に魚を集めることが出来たら、
アナタの勝ちです。

また、釣り人は先端から埋まっていく傾向があるので意外に根本に魚がいる
こともあります。

防波堤の根本で50UPのアブラコを釣った経験は1度や2度じゃありませんもん。

意外と狙い目の防波堤の根本を試してみる価値はありますよ♪

防波堤の釣りで準備するもの・必要なもの

竿(ロッド)&リール

釣り竿やリールは釣りたい魚種によって変わります。

大体は大きい魚になればなるほど、
硬くて長い竿に大きいリールが必要です。

ライフジャケット

ライフジャケットは防波堤に限らず釣り人全員が着けなければいけません。

ベテラン釣り師になるほど着けていない人が多い傾向にありますが、
1つの油断が大きな事故になりえるのが釣りです。

ライフジャケットは竿やリールの前に必要な釣り道具なので
必ず用意するようにしましょう。

タモ

ブリやヒラメなどの大きな魚を狙うのであれば、タモは用意したほうがいいです。

海面までは浮力があるのでロッドとリールのパワーで魚は水面までは
上がってきます。

しかし、水面から防波堤までは重力しかかからないので、
そのままロッドとリールだけで上げようとすると
どちらかが壊れてしまう可能性が高いです。

ロッドで防波堤の上まで上げようとして、
先端を折ってる釣り人を何回も見たことがあります。

せっかく買った道具を大事に使うため&釣った魚を大事に扱うためにも
タモは用意しましょう。

防波堤の高さによって必要なタモの長さは変わってきますが、
基本的には短いほうが使いやすいです。

自分の行こうとしている防波堤の高さに合わせてタモは用意してくださいね

クーラーボックス

魚を持ち帰る予定がある場合はクーラーボックスは必須です。

間違っても大きな袋に入れてそのまま持ち帰るなーんてことは
しないでくださいね。

魚の鮮度がドンドン落ちてしまいますよ。

防波堤で注意すべきこと(マナー)

防波堤は色んな人が来ます。

仕事で来る人もいますし、
釣り人もいます。
海を見たいだけの人が来るかもしれません。

そんな多くの人が来る防波堤では、
少なからずマナーを守って楽しく過ごしましょう。

走らない

防波堤はホントに危ないところです。

毎年釣り人が海に落ちています。

その中には残念ながら助からない方もいらっしゃいます。

そんな危険な防波堤で走るということは転ぶ可能性が高まるということです。

危ない防波堤で転ぶとどうなるか分かりますよね。

めちゃくちゃ危険なことなんです。

なので、絶対は知らないようにしましょう。

隣や後ろの人に注意する

防波堤は隣や後ろに人がいることも珍しくありません。

もし仕掛けをキャスト(投げる)する時に、
隣や後ろの人に当たってしまったら大ケガしますよね。

ケガで済めばまだ良い方なのかもしれません。

なので、隣や後ろの人には充分注意しましょう。

また、キャスト(投げる)方向にも気をつけてくださいね。

隣の釣り人が仕掛けを投げている方向を見ていないと
糸と糸が絡んでしまい釣りどころじゃなくなります。

なので、釣り糸が絡まないように隣の釣り人のラインの方向を
しっかり見ておくことをオススメします。

ゴミは自分で持ち帰る

釣りはゴミがたくさん出る遊びです。

仕掛けやエサの袋、食事をした後のゴミなんかが
落ちていることがあります。

ゴミを釣り人が置いていくことで防波堤がゴミだらけとなり、
釣り禁止になる防波堤まで出てきています。

世界レベルで見てみても
プラスチックゴミの海洋汚染が問題になっていますし、
「ゴミは自分で持ち帰る」のは人として普通の責任です。

また、もしゴミが落ちてたら自分のじゃなくても
持ち帰ってくれると嬉しいです。

一人ひとりが自分の周りのゴミを持ち帰ってくれるだけでも、
釣り場がキレイになります。

この記事を読んだ人が1人でも
ゴミを持ち帰るようになってくれるようになってくれると
嬉しいです。

最後に

防波堤は子供から大人まで楽しめる釣りのレジャースポットです。

小さい魚でも釣れたら嬉しいもんですよ♪

もちろんデカイ奴が釣れる可能性も充分あるので、
油断は出来ません!

防波堤は楽しいところなので、ぜひ釣りに出かけてみてください(^^)