テレビの釣り特集やアニメの影響で子供が釣りをしたいって言い出したけど、何をどうすればいいのか分からないお父さんお母さんって結構いますよね。
私は釣りを趣味にしてるので、どうすればいいのか聞かれることが結構多いです。
近くに住んでる人であれば一緒に行ってあげると釣りの楽しさも伝えられるし、相手の親も楽なのでお互いにウィンウィンな関係が出来て楽しいです。
でも、さすがに全国の子供と一緒に釣りに行くことは出来ないので要点をまとめておきますね。
この記事では以下のことが分かります。
何歳から釣りを始めても大丈夫なのか
揃えるべき必要なものは何か
子供と一緒に釣りに行く上で注意すべきところはどんなところなのか
釣りは家族が全員で楽しめるレジャーです。
長期休みの思い出づくりとしてももちろん良いですし、普通の休日にやることが無くて子供が暇してそうという時にも最高な遊びです。
たった一度の経験がその子の一生の宝物になる可能性だってありますし、生涯楽しめる趣味を見つける可能性だってあります。
もちろん自分で釣った魚を調理してあげると「食育」も出来ますもんね♪
この記事を読んで安心安全に子供と釣りを楽しみましょう。
目次
釣りデビューは何歳からがいい?
よく釣りは何歳から出来そう?と聞かれますが、明確な答えはありません。
あえて言うと竿が持てれば何歳からでも出来ますよ♪
子供用の持ちやすい竿も売ってますので、それを用意すれば小さなお子さんでも大丈夫です。
まぁどうしても一人でやりたいという子供じゃなければ大人用の竿を一緒に使えばイケます。
そういう意味ではワカサギ釣りなんか最高ですけどね。
子供でも片手で持てるくらいの重さの竿しか無いので簡単にデビューできます。
うちの子も4歳でワカサギ釣りがデビュー戦でしたが、めちゃくちゃ楽しんでましたよ!
しかも、北海道の新篠津湖なら手ぶらセットもあるしテント&ストーブもあるから快適フィッシングが楽しめちゃいます。
お近くに住んでる方やちょっとドライブがてらにプチ旅行!という方にもオススメです。
揃えるべき道具
今回紹介するのは「サビキ釣り」という釣りの方法で、針が5~8個くらい付いた「仕掛け」を海に落とすだけの簡単な釣りです。
私も人生で初めての釣りがサビキ釣りなんですよ♪
非常に楽しかった思い出がありますし、今でも楽しんでますので小さいお子さんから大人まで楽しめること間違いなしです。
手軽にできる釣りなのでデビューにはもってこいの釣り方ですよ。
サビキ釣りのために用意しなければならないのは、竿・リール・仕掛け・重り・ライフジャケット・防寒着・マキエ・バケツ・スプーン(使い捨て出来るやつがいい)の9つになります。
初心者のための用意しやすいセット商品などもありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
竿&リール&仕掛け&重り
先程9つ必要なものを揃える必要がありますとお伝えしましたが、このセットは「竿・リール・仕掛け・重り」の4つがセットになった「まさに初心者のためのお手軽セット」になります。
これを選ぶだけで必要なものの半分弱は揃っちゃいますね。
仕掛けは「アジ・サバ・イワシ」が対象と書かれていますが、北海道沿岸でいうとチカもイケます。
ホッケ&サバもイケるとは思いますが、この2種は大きいサイズが釣れると竿が重さに耐えきれなくなる可能性があるので注意が必要です。
しかも、ハンドタオルも付いてますので手を拭きたいのにタオルを忘れちゃった!なーんて時にも便利なやつです。
釣りは手が汚れることが多いですからね。
ライフジャケット(救命胴衣)
私は釣りをする上でこれが一番大事だと思ってます。
子供は海をのぞいたり、走り回ったりするものですよね。
しかし、いつもの遊ぶ公園と違うのはすぐそばに海があるという状況です。
万が一という状況は充分起こりうる可能性があります。
人でも釣りに夢中になりすぎて海に落ちてしまう事故は毎年起きてるんです。
そんな時に命を助けれくれるのが「ライフジャケット」ですよね。
ライフジャケットを装着することで命が助かる確率が2倍以上になっているというデータが国土交通省から出されています。
自分はもちろん子供の命を守るためにもライフジャケットは必ず装着しましょう!
防寒着
今日は暖かいなーと思っても海辺に行くと風が冷たくて寒くなるというのは釣りをしている時ならよくある状況です。
専用のものを購入する必要はありませんが、車の中に1枚や2枚追加出来る防寒着を持っていきましょう。
汚れる可能性は充分にありますので、汚れてもいいものを持っていってくださいね。
マキエ&バケツ&スプーン
サビキ釣りはマキエと呼ばれるエサを海に撒いて、それを食べる魚を寄せて釣ります。
サビキの仕掛け自体にはエサを付ける必要はありませんが、マキエを撒いて魚を寄せなければ魚は釣れてくれません。
なので、マキエは必ず持っていきましょう。
昔は冷凍されたマキエしかありませんでしたが、最近ではパウチされた保存出来るマキエがあります。
これを仕掛けに付いてるカゴに入れて魚を寄せましょう!
(カゴが付いてない仕掛けを用意した場合は直接撒いてOKです)
ある程度魚を寄せるまでには時間がかかることがありますが、寄ってしまえばこっちのもんです。
どんどん釣れる楽しい時間が過ごせます(^^)
要注意なのが釣れるからと言ってマキエを撒かないと魚はまたどこかへ行ってしまいます。
一度寄せた魚たちを離さないようにマキエを撒きましょう。
毎回カゴにマキエを入れるのは大変なので、バケツに入れてスプーンで撒いたりすればOKです。
先程よりも撒く量は少なくても構いませんが、定期的に巻く作業は継続しましょう。
釣れてる時間帯であれば、「釣れる→魚を針から外す→マキエを撒く→竿を持つ」という流れでイケます。
マキエはすぐに無くなりますしマキエが無くなると全く釣れなくなるので、多めに持っていくといいでしょう。
注意しなければイケないこと!安全第一!
釣りは楽しいレジャーですが、毎年悲しい事故が起きているため危険が隣り合わせであると言えます。
大人であれば判断出来ることも子供であれば判断出来ないことはたくさんあります。
ましてや釣りを普段からしている人は危険なことも分かってきますが、ほとんど釣りをしたことがないという人は経験がないため何が危険なのか分からないこともあります。
ここに私が考える釣りで危険なことを書いておきますので、必ず読んでから釣りに行くようにしてください。
安全に釣りを楽しむために必要なことが書いてあります。
車止めに足を引っ掛ける可能性がある
漁港にはだいたい車止めと呼ばれるもの(黒と黄色のやつ)が設置されています。
その名の通り車が海に落ちないようにストッパーの役割をしてくれるものなんですが、これに足を引っ掛けて転ぶ可能性があります。
引っ掛けたら、その先は海ですので転落してしまう可能性が高いです。
子供が海をのぞいてるなーと思ったら足を引っ掛けないように注意深く見てあげてください。
テトラポットには絶対に乗らない
テトラポットは魚たちが家にしている可能性が高いので高確率で魚を釣ることが出来ます。
しかし、テトラポットは波消しブロックとも呼ばれる人工物であり、人が乗ることは想定されていません。
斜めに設置されていたりと上に乗るのは非常に危険です。
少しでも濡れているテトラポットは想像以上に滑ります。
大丈夫だと思っている大人でも足を滑らせて転落したという話はよく聞きます。
テトラポットは複雑に設置されていますので、一度落ちたら這い上がってくることは非常に難しいです。
身体のどこかが挟まって脱出不可能になる状況も簡単に想像できます。
なので、子供には近寄らせてもいけません。
絶対に落ちない状況を大人が作りましょう。
走らない
大体の漁港は釣りを想定して作られたものではありません。
漁師などの漁港で働く人が使いやすいように作られています。
なので、転落防止の柵なんかはあるわけもなく、人は簡単に海に転落する可能性があります。
特に濡れた地面はメチャクチャ滑るんですよ。
漁港は晴れていても、釣り人が海水を利用することがあるので地面が濡れているという状況が良くあります。
特にスニーカーと濡れた地面は最強に相性が悪いので注意しましょう。
絶対に滑ります。
また、他の釣り人の道具が床にたくさん置かれてる状況もよく見ます。
それに足を引っ掛けて転んだりしてケガをする可能性も高いです。
なので、子供には絶対に走らせないようにしましょう。
釣りに行く前に「お約束ね!」と確認しておくといいですね。
針は大人が外す(魚を鷲掴みにするのがオススメ)
魚がかかったら嬉しくて子供は触りたくなるはずです。
しかし、針が付いたままの魚は非常に危険です。
陸に上がった魚は暴れるので針が指に刺さることもあります。
少しくらい刺さったくらいじゃ何ともありませんが、万が一深く刺さってしまったら病院に行って針を抜いてもらわなければいけません。
そうなってしまったら大人も子供もテンションだだ下がりで釣りの楽しい思い出も悲しい病院の記憶にすり替わっちゃいますよね。
なので、針は必ず大人が外しましょう。
針を外せばどれだけ触っても大丈夫です。
むしろたくさん触らせることが、その子の経験にもなりますからね。
生きてる魚を触る機会なんてそうそうあるもんじゃないです。
存分に体験させてあげてください。
最後に
私が釣りにハマったのも小さい時にじいちゃんと父さんが釣りに連れて行ってくれたからです。
メチャクチャ釣れるし釣った魚は美味しいし釣りにどっぷりハマりました。
長期休みのたびに釣りに連れて行ってもらった記憶は今でも忘れません。
そんな経験をしてるからこそ私はたくさんの子供達に釣りの楽しさを伝えたいです。
たくさんの子供たちに釣りの楽しさが伝わると嬉しいです(^^)