シマノが去年から展開しているロックフィッシュ用ロッドに「ハードロッカー」があったのは、ご存知でしょうか?
私も去年から使用し、メチャクチャ良いロッドだと感じてます。
そんなハードロッカーシリーズに安価な「BB」が今年から展開されました。
シマノと言えば、ユーザーが手に入れやすいBBシリーズを展開していますがそのポテンシャルは「さすがシマノ!」と言わんばかりです。
ということは、今回も「間違いない」でしょう。
コスパが良いこと間違いなしなハードロッカーを今回はご紹介します!
目次
シマノ ハードロッカーBBをロックフィッシュ用ロッドとしてオススメする理由
ロックフィッシュ用ロッドで一番有名なのは、「ロックスイーパー」ですかね!
私も2本所持していますし、文句の付け所のないとても良いロッドです!
しかし、初心者が持つのにハードルが高いと感じるのが「価格」です。
釣具において「良いもの=高価格」は成り立ちますが、釣りを始めたばかりの初心者が買うには少々辛いものがありますよね。
釣りを始めたばかりの頃は、買わなければいけないものがたくさんあって大変です。
1つの良いものを求めるがあまり他の釣具を揃えられなくなることは避けたいです。
特にライフジャケットなど命を守るための物を揃えられないのか、ライフジャケット無しで釣りをしている方を時々見かけます。
ライフジャケットは日本語で救命胴衣と呼ばれ命に関わるものです。
釣りをする上では絶対必要な道具なので必ず準備してくださいね。
そんなライフジャケット等のために予算を残しておけるロッドが「ハードロッカーBB」シリーズです!
初心者のためのロッドと受け取られそうですが、特化性能も備えており中上級者用向けの性能も持ち合わせています。
まさにコスパ最強!と言えるロッドです。
自信を持ってオススメ出来るハードロッカーBBのそれぞれの特徴を次節から紹介していきますね(^^)
ハードロッカー スペック表
ベイトリール用ロッド
ロックフィッシュのベイトリール用に求められるロッドの性能は「パワー」と「操作性」です。
ハードロッカーBBシリーズからは3本のベイトリール用のロッドがリリースされました!
各々の特徴を1つ1つ確認していきましょう!
B72H+ ボートロックで大活躍
このシリーズでは一番短くて最もパワーのあるロッドですね!
2オンス(56g)までキャスト出来るパワーを備えており、一番活躍を期待されるのが「ボートロック」でのシチュエーションです。
ボートロックでは飛距離を求められる機会は少ないので「72」という短さも全く苦になりません。
むしろ潮の速さからパワーを求められる状況も多く、北海道で言えば苫小牧のタマリスクさん、小樽のアングラーズさんでのボートロックでポテンシャルを発揮してくれるロッドです。
どちらの遊漁船でもパワーを求められる状況があり、タマリスクさんで言えば外海のテトラ帯、アングラーズで言えば春から初夏にかけてのデカソイで本領を発揮してくれるロッドですね。
両遊漁船でボートロックをする時はこの1本で問題ないと言えるロッドです!
B76M アブラコ(アイナメ)にオススメ
適応シンカー(重り)が8-32gと「B72H+」よりも軽いものをしっかりとキャスト出来ることが特徴です。
上記の両遊漁船でも32gまで使えればほとんどのシチュエーションで対応可能です。
完全対応とはいきませんが困るのはほぼ稀でしょう。
ロッドの先が柔らかいのでソイに使用する時にはガッツリフッキングをするようにします。
ソイはデカくなればデカくなるほど上あごが固くなるのでロッドにある程度の固さが無いと貫通するのが大変です。
逆にアブラコは上あごが柔らかく、せっかくのバイト(食いつき)を弾くような感覚になることがないので釣りやすいロッドと言えます。
そういう意味でソイ<アブラコ寄りのロッドですね。
72と比較しても5cmしか変わりませんので、この違いだけで陸っぱり(防波堤や漁港)に有利なロッドとは言えないです。
ただ72と比較すると、その柔らかさを利用してアブラコのフッキング率は上がるのでアブラコ狙いで使用するのは充分に「あり」なロッドです!
B76MH オールラウンダーで初心者にオススメ
オールラウンダーなベイトリール用のロッドが欲しいのであれば、このロッドをオススメします。
10-40gのシンカーまで使用可能であり、北海道のロックフィッシュシーンにおいては幅広いシチュエーションをカバーできます。
まさに「初心者が初めに持つ1本」としてふさわしいロッドですね!
これ1本で陸っぱりも対応出来ますし、ボートロックにも対応可能です。
76と長すぎない絶妙な長さがボート上での取り回しにも丁度いいでしょう。
50UPのソイがバンバン釣れる状況であれば72の方に分がありますが、そういう状況になることは「まれ」です。
満足の1本であることは間違いないでしょう!
スピニングリール用ロッド
スピニングリール用ロッドに求められるのは、「使いやすさ」と「飛距離」ですね!
ハードロッカーBBシリーズでは5本のロッドがリリースされています。
かゆい所に手が届くロッドもありますので、お気に入りの1本が見つかりますよ♪
S76ML 陸っぱりでの釣りが楽しくなる
陸っぱりでの釣りの楽しさを最大限に上げてくれるロッドですね!
これで30UPのソイ、40UPのアブラコを釣ると引きの楽しさがダイレクトに伝わってくるので、メチャクチャ面白いと思えるロッドです。
かと言って、不意に釣れるデカソイや巨大アブラコにも対応出来ないか?と聞かれたら「しっかり対応可能です」と答えます。
私も20gまで対応するロッドを所持していますが、50UPのアブラコを釣ろうが問題になったことはありません。
逆にやり取りの中にスリルが生まれるのでギリギリを勝負を楽しめるロッドだと思いますね!
このロッドで細いライン(糸)を使用して、50UPのアブラコを難なくキャッチ出来るようになれば釣りの技術も勝手に上達してることでしょう。
このロッドを使用するということは細いラインを使うことになりますが、細いラインを使う時にはリールのドラグもうまく利用しないとロッドやラインに負荷がかかり過ぎるので注意してくださいね。
S83ML+ 沖目の根をフワッと狙える
83ほどの長さがあればキャストして沖目の根を狙うことも可能でしょう。
加えて5gから使用可能な柔らかさを利用してフワッと浮かせるような誘い方に適しています。
直線的にバキバキっとワームを動かすのではなく、曲線的な柔らかい印象を与える誘い方がこのロッドであれば簡単に出来ます。
S83MH 漁港や防波堤の釣りがメインの方に!
先程の83MLよりも固めに仕上げてきてるので、さらに沖目が狙えます!
32gと1オンス(28g)を超える重量は陸っぱりでは充分です。
ただ、それは漁港や防波堤での話であり、磯となると対応できないシチュエーションがあります。
磯に行かない(行っても激しい流れの所ではやらない)という方であれば、このロッドをオススメします。
硬すぎてもバイトを弾くことがあるので、磯まで欲張らないというのも釣果を上げるポイントになります。
S86H ヒラメ&サクラマスまで狙える汎用ロッド
このロッドを見て真っ先に思うのは「汎用ロッド」だということです。
「汎用」という言葉だけを聞いてスペック表を見ると「えっ?40gまで対応可能なんだから、ハードロッカーBBの中じゃ特化ロッドだよ!」となりそうです。
そうですね。
「ロックフィッシュ」用であれば特化ロッドです。
スピニングで40gをキャスト出来るロッドは間違いなく武器になります。
遠投してデカソイ・巨大アブラコをキャッチするのに最適なロッドでしょう!
漁港でも防波堤でも磯でも大活躍してくれること間違いなしです。
しかし、このロッドのポテンシャルはそれだけではありません。
このロッドはヒラメ・サクラマスといった他の魚種でも使用可能なことが「汎用」と表記した理由です。
ロッドは安い買い物ではありません。
初心者の方は1本揃えるだけでも、悩みに悩んで購入するのが当たり前です。
しかも、ロックフィッシュ用という1つの目的だけでなく他の魚種にも対応可能なロッドを探すはずです。
私もそうでした。
そういう意味で、このロッドはヒラメ・サクラマスにも使用可能なコスパの良いロッドとなります。
もし、これからロックフィッシュ以外にもターゲットを考えてるよ!という方は、このロッドをオススメします。
S92MH 超遠投で未開のエリアを攻める
このロッドは、その長さから超遠投を可能にするロッドです。
「沖を攻められる=他の釣り人が攻めていないエリアを攻められる=釣果につながる」と言えます。
ロックフィッシュにおいては手前の方が探りやすいので他のアングラーによってフィールドが荒らされていることがあります。
そんな時にこのロッドを使用することで未開のエリアを攻略することが可能になるわけです。
沖根を想像しながらキャストしてデカイのをキャッチできた時の興奮は「気持ち良い」の一言では表せないくらい感動するものです♪
ぜひ皆さんにも、このロッドを使って同じ感動を共有してもらいたいですね。
最後に
ハードロッカーの使い勝手は1年間使い倒した私が保証します。
陸っぱりやボートどちらのシチュエーションでも使用し、高いパフォーマンスを発揮してくれました。
そんなハードロッカーの冠を持った「ハードロッカーBB」シリーズがコケるわけ無いです。
私のコメントをぜひ参考にして頂いて、満足な1本を手に入れてくださいね(^^)
P.S
フィッシングショーで全部のロッドを実際に持ってみた感想をお伝えします。
むっちゃくちゃ軽かったです!
このロッドなら長時間使い続けても疲れないと思いました。